【29歳社会人の実体験】未経験からWEBエンジニアへの転職活動方法

「効率的に転職活動を進めたい」

「第一希望WEB系企業に就職したい」

このように思われるWEBエンジニア志望の方は多いのではないでしょうか。

私は、29歳で未経験からWEBエンジニアに転職することになりました。
新卒で入社したガス会社の経理部で働きながら、プログラミングの学習と転職活動を両立。そして第一希望のWEB系企業に入社しました。

転職活動の成果は、下記の4社ほど内定をいただき、いずれの企業も年収400万円以上のご提示をいただいています。

・自社開発企業(Ruby/Railsメイン)
・自社開発企業(PHP/Laravelメイン)
・受託開発企業(Ruby/Railsメイン)
・社内SE(Apexメイン)

仕事を続けながらの転職活動は時間の確保が難しく、効率的に進められるよう工夫しました。

転職活動は、大きく分けて下記の5ステップがあります。

・自己分析 + 履歴書・職務経歴書作成
・企業を探す
・エントリーする
・技術テストを受ける
・面接を受ける

全てのステップでベストな方法を選択してきましたので、本記事では上記の点について詳しくご説明します。

【29才社会人の実体験】未経験からWEBエンジニアへの転職法

自己分析・履歴書・職務経歴書作成

まず、転職活動のはじめは、「なぜWEBエンジニアになりたいのか」「WEBエンジニアとして、自分のどのような強みを活かせるか」をじっくりと考えて、人に説明できるレベルにまとめましょう。

その後、履歴書と職務経歴書を作成し、プロに添削してもらうことで、面接官が納得するレベルの質の高い筋の通った履歴書・職務経歴書が出来上がります。

1.自己分析をする

2.自力で履歴書・職務経歴書を作成する

3.履歴書・職務経歴書を添削してもらう

4.推敲する

1.~3.を通して効率的に履歴書と職務経歴書を作成し、新しい情報を得るたびに4.推敲を繰り返せば、かなりクオリティの高い書類を作成することができるはずです。

自己分析する(なぜWEBエンジニアになりたいか,自分のどの強みがWEBエンジニアにむているか)

自分がなぜWEBエンジニアになりたいのか、どのような強みがWEBエンジニアとして活かせるかを考えましょう。

WEBエンジニアへの志望動機で言えば、例え本音だとしても「フリーランスになりたい」や「リモートワークがしたい」といったものではなく、WEBエンジニア(WEBアプリケーション開発)の仕事上のどのような点に面白みを感じているのかを考えることです。

今までの仕事や学生生活の経験で、WEBの魅力や仕組みづくりの楽しさを感じた経験を思い起こしてみましょう。

私は、長年の経理で担った、ITを利用した業務効率施策についてのエピソードと絡めてWEBエンジニアの志望動機を構築しましたよ。

自力でドラフト(草案)を作成する

上記で簡単な自己分析ができたら履歴書と職務経歴書を作成しましょう。
どのくらい書けば良いのだろう?と気になる方もいるかと思いますが、私の場合、分量は履歴書[A4]2枚、職務経歴書[A4]2枚でした。

WEB系企業への転職活動時は、履歴書と職務経歴書をWordやPDFファイルで提出することが多いのですが、これらのファイルは転職サイトのものを利用するのが手っ取り早いです。私は下記の3社に登録しました。

特にレバテックキャリアはIT業界の転職に特化しているため、履歴書と職務経歴書の様式もIT業界向けに技術情報などを盛り込める様式となっており、重宝しました。

会員登録をして、WEBのフォームに入力することで履歴書と職務経歴書が出来上がる仕組みです。

他にも、リクルートエージェントマイナビエージェントの履歴書・職務経歴書も確認しましたが、IT業界に特化した様式のレバテックキャリアの様式がWEB系企業には一番あっていると感じました。

また、どのように自己分析したら良いかを参考にするため、『内定勝者 私たちはこう言った! こう書いた! 合格実例集&セオリー2020 エントリーシート編』を読みました。
就活生向けですが、具体的な自己分析手法とエントリーシートの書き方が書かれているので、重宝しました。
ちなみに僕はこの書籍を8年前の就職活動時にも利用しており、およそ100倍と言われた前職のガス会社に入社しました。

ドラフトを添削してもらう

自力で様式を作成したら、プロに見てもらいましょう。

自分ひとりで作成すると、どうしても自分にしかわからない表現があったりして他人には読みづらく感じられる場合が多々あります。

僕は、履歴書・職務経歴書の様式を作成したレバテックキャリアリクルートエージェント、通っていたプログラミングスクールTechAcademy [テックアカデミー]
のキャリア担当の3人に確認をしてもらいました。

これらの転職エージェントを利用して出来上がった履歴書・職務経歴書はどの会社にも使い回すことができ非常に汎用性の高いです。

転職活動にかけられる労力は限られているので、ここで平均水準以上の履歴書・職務経歴書を作成できれば、あとは個別の会社に提出する時に、志望動機や自己PRを少し変えることで完成します。

さらに自力で推敲する

履歴書や職務経歴書を提出する前に、カジュアル面談や面接の場が設けられることも多いです。

面談や面接で聞き出した情報はしっかりメモを取り、志望動機や自己PRにつながるような重要な情報は整理して、履歴書や職務経歴書にしっかりと反映しましょう。

「自己分析の方法や履歴書・職務経歴書の書き方」、「テックアカデミー」については、下記の記事で詳細に解説しています。

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テックアカデミーについては下記記事で詳細に、解説しています。

企業を探す

まずは、入社したい企業・入社してもいいかなという企業を50社ほど探しましょう。

WEBエンジニアの仕事を探すにあたり考慮することは下記の3点です。

・開発スタイル(自社開発、受託開発、SES)

・技術(Ruby,PHP,Python,Java,Scala,Kotlin等)

・事業

ここで重要なのはあまり絞りすぎないことでして、僕は開発スタイル(自社開発、受託開発)、技術(動的言語=Ruby,PHP,Python)、事業(金融、医療、教育)としていました。

企業の探し方は5つの方法がありますので、下記の記事で詳細に解説しています。

エントリーする

エントリーでは、まず企業をざっと50社程度ピックアップしてランク付けをし、低いランクの企業順にWantedlyでエントリーしていくのが鉄則です。

企業に順位付けする

上記で探した企業50社を、志望度順にA,B,Cと3ランクに分類し、それぞれ1/3程度になるように会社をふるいにかけましょう。

志望度の目安はざっくり下記です。

A(かなり行きたい)

B(そこそこ行きたい)

C(志望度は低いけど行っても良い)

僕の場合、50社程度の企業をピックアップしていたので、A,B,Cそれぞれ15社程度を分類しました。

志望度の低い企業からエントリーする

分類した企業に対してエントリーするのですが、志望度が低い順からエントリーしましょう。

いきなり志望度の高い企業に応募して、選考慣れてしないまま選考を受けても、合格する可能性はかなり低くなります。

志望度の低い会社で選考慣れし、できれば内定をいくつか得た上で志望度の高い会社の選考に望むことができれば、第一志望企業内定確率をかなり高められるはずですよ。

企業にとっては、「受け答えも曖昧で、内定を得ていない受験者」よりも、「受け答えがしっかりしていてWEBエンジニアとして内定を複数得ていて引き手数多の受験者」の方が圧倒的に好印象ですよね?

ちなみに、エントリーする媒体は基本Wantedlyを使い、Wantedlyで返信がない場合はリクルートエージェントや企業のHPから応募していました。
結果的に70社程度エントリーして、15社ほどカジュアル面談・面接に進むことができました。

エントリー戦略について、下記の記事で詳細に解説しています。

技術テストを受ける

企業によりますが面接中や面接の前後で技術テストが設けられているケースが多いです。レベルの高い企業であれば技術テストは必須と考えて良いでしょう。

技術テストとは具体的には2つの方法で実施されます。

1.コーディングテスト

2.技術の知識を問う問題

コーディングテスト

コーディングテストとは、コーディング(プログラミング)をする試験です。
WEBサイトや面接の場でホワイトボードに書く形式で行われます。

出題内容は、プログラミング言語(例:Ruby)に関するテーマが多く、フレームワーク(例:Rails)に関する出題は少ない傾向です。

対策は、プログラミング言語の知識を深める→実践的なコーディングテストが学べるという2つのステップで可能です。

プログラミング言語知識の習得は中級レベル程度が必要で、Rubyで言えば、『プロを目指す人のためのRuby入門』くらいです。

実践的なコーディングテストが学べるサービスは「AtCoder」が圧倒的によく、他者の回答を見ながらベストな回答を知れる、という点が秀逸です。

コーディングテストについて、下記の記事で詳細に解説しています。

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技術の知識を問う問題

技術の知識を問う問題は、面接の場で「〇〇の知識はありますか」や「〇〇について説明してください。」と、技術に関して質問され回答するような形式のものです。

技術問題の出題範囲は幅広く、全て答えられる必要はありませんが、ざっくりと下記の分野について最低限は知っておいた方が良いです。

技術知識問題 頻出分野

・WEBの仕組み(『Webを支える技術』)

・データベースの設計(『おうちで学べるデータベースのきほん』)

・Linuxのコマンド(『Linux標準教科書』)

面接を受ける

エントリー後晴れてカジュアル面談や面接の場に呼ばれたら、企業担当者に会う前に、企業情報を調査して資料にまとめ面接に持参しましょう。

面接で様々な質問をされ受け答えをすることがりなりますが、その受け答えはしっかりと記憶し面接後すぐにまとめることで、次回以降の面接に活かすことができます。

面接の受け答えは「慣れ」によるところが大きいので、改善を重ねてより良い受け答えができるよう工夫しましょう。

なお、面接のための対策は主に、『内定勝者 私たちはこう言った! こう書いた! 合格実例集&セオリー2020 面接編』を参考にしました。

会社の情報を調べ調査シート作成する

会社の情報を、企業HP、企業ブログ、技術ブログやWantedly, Greenの求人情報から調べ調査シートを作成しましょう。
主に下記の項目については確実に把握しておく必要があります。

・事業(サービス、ミッション、バリュー)

・開発(技術スタック、開発の進め方)

・逆質問(事業や開発面でわからないこと)

特に重要なのが逆質問(「何か質問はありますか?」)でして、WEB系企業は確実に逆質問の時間が設けられているので、準備しておきましょう。

他の転職活動生と差別化できる質問ができれば、知性や頭の回転の良さをアピールできるはずです。

面接の日はひたすら企業ブログを読み込む

面接の日は企業ブログ、技術ブログを読み込みましょう。

企業が運営しているブログには、その企業でよく使われるキーワードがたくさん散りばめられているはずです。

そうしたキーワードをたくさんインプットすることで、その企業の価値観を自分にインストールするのです。

面接での受け答え時には、同じ意図を伝えるのであればその企業で使われているキーワードを使った方が、面接官には圧倒的に伝わりやすくなるはずです。

面接・面談に行く

面接当日は、志望動機や自己PRを確認し、自分がアピールすべき事を軸をぶらさずに伝えましょう。

また、細かいですが、下記の3点を気をつけました。

・相手の目をしっかりと見る
・ゆっくりと話す
・面接官からの質問と受け答えはメモをとる

どのように面接を進めるかは、『内定勝者 私たちはこう言った! こう書いた! 合格実例集&セオリー2020 面接編内定勝者 私たちはこう言った! こう書いた! 合格実例集&セオリー2020 面接編』を読みました。エントリーシートを書く際に用いた書籍と同様のシリーズです。

次回の面接・面談に向けて改善する

面接後には、志望動機や自己PRは面接官に伝わっていたか、論理的な受け答えができていたかをチェックし、次回同様の質問がされた時はハキハキと明瞭に受け答えられるようにしておきましょう。

この面接の振り返りをしない方は多いように思いますが、たとえ失敗したとしても面接の経験値を次に活かすためにとても重要な作業です。

僕は面接後必ず近くのカフェにより、この作業を欠かさず行っていました。

結果的に、選考終盤で第一希望の企業の選考を受けた際には、初めて聞いたような質問はなく明瞭な応答ができ、最終面接を突破することができました。

面接の受け答えや逆質問について、下記の記事で詳細に解説しています。

未経験からWEBエンジニアへの転職活動法まとめ

本記事では、未経験からWEBエンジニアへの転職活動法について下記の3点を中心に記載しました。

・自己分析・履歴書・職務経歴書作成

・エントリー

・面接

みなさまの転職活動に参考になれば幸いです!

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