文系・初心者の方おすすめ!システム業務未経験で基本情報技術者(FE)に受かった僕の勉強法

こんにちは!ユーキです。

僕は先日2018年4月15日(日)に基本情報処理技術者(FE)というIT関連の資格試験を受験しました。
あまり自信はなかったのですが、ITECという会社が実施している無料の自動採点サービスを使い、採点してみました。
すると、合格している可能性が高そうだったため、せっかくですので、僕の勉強法をご紹介します。
参考までに自己採点結果を掲載します。

100点中71.50点という結果でした。

なぜ受験したのか?

今は、非IT関連の業務に従事しているのですが、将来的にIT関連の業務に従事したい、という強い思いがありました。
昨今では「AI」が世間を賑わせ、既存の定型的業務に置き換わるとも言われています。
そのため、自分の業務が「AI」に取って代わられしまうのではないか、と漠然とした不安を感じていました。
そこで、自分がITの知識・技術・経験を蓄積して、「AI」を使いこなす側になってやろうと思ったのです。

また、上記のような動機で2013年の秋季に受験したのですが、午後試験に手も足も出ず不合格でした。
その時の雪辱を晴らしたい、という気持ちもありました。

IT関連の仕事をしたことはあるか?

まず、社会人になってからIT関連の仕事をしたことはありません。
ただ、学生時代にホームページを作成するアルバイトをしていたことがあり、HTMLを少し触ったことがありました。

どのように勉強した?

計画を立てる

僕が受験を決意したのは、1月の中旬でした。
つまり、試験の4月15日まで残り3ヶ月(90日)でした。
そのため、90日を最適に配分することで、効率的に勉強を行い合格することを目標としました。
そこで、いろいろな方のの合格体験ブログを読み漁り、自分なりの計画を立てました。

  1. 30日:テキストを1通り読む
  2. 10日:午前の過去問を3回分解く
  3. 午後・表計算の対策をする
  4. 40日:午後の過去問を8回分解く
  5. 10日:午前と午後の復習

テキストをざっくり1通り読む

僕は抽象的な言い回しの文章を見ると急激に眠たくなる癖があります。
ですので、こうした平易な文章で書かれ、ポップなイラストが使われている参考書が好きです。
また、業界知識がない方にはこういったタイプがおすすめです。
中身についても、重要なテーマを抑えていながら、わかりやすい説明がされていたため、すんなりと理解することができました。

わからないこともありましたが、読み飛ばしていました。
わからないことについては、過去問を解きながら理解できるようになることもあるだろうな、と楽観的に捉えていました。
テキストは面白く、またイラストが多かったため、想定より早いペースで読み終わりました。

午前の過去問題を3回分解く

過去問題集はあまり選択肢がなかったため、最良のものだとは思えませんでしたが、解説が少し詳しかったので購入しました。

ちなみに、問題の後にすぐに回答が掲載されており、問題を続けて解くには回答を挟んで何ページもめくる必要があり、少し使いづらさがありました。
※受験者が多い資格のテキストは、こうした点が改善されもう少し洗練されているイメージです。

午前の過去問題の結果はというと、3回とも80点中50点前後で、全てギリギリ合格でした。
あとは、少しだけ得点力をアップできれば午前の突破は問題ないというレベルだという実感でした。
一方で午後試験の対策があり、午前の対策はまとまった時間が取れないと考えたので、午前問題の過去問を手軽に解いて復習できる方法を模索しました。

そこで、僕は、Tokyo Interactiveが開発している、「基本情報 一問一答 午前 全問解説付」という有料のアプリを使うことにしました。

基本情報技術者.comというサイトも使いやすかったのですが、通信料が気になったので、アプリを使うこととしました。
今考えれば、「基本情報技術者.com」を使った場合に増加した通信料と、有料アプリ代のどちらが高かったのかは難しいところですが笑
なにはともわれ、平日の昼休みや病院の待合室などの隙間時間を使い、アプリで簡単に午前の対策ができることになりました。

表計算の対策をする

「言語」問題は表計算を選んだので、テキストを購入しました。
Excelの知識はある程度あったので、パラパラめくって解法を中心にインプット。

午後の過去問題を8回分解く

どの問題を解いたか

午後問題にどれを選択すべきかは、本当に悩みました。
少し問題を解いてみたり、いろいろなブログを見たり、吐きそうになるくらい考え抜いて、以下の通りとしました。

  • (必須)問1:情報セキュリティ
  • (選択)問3:データベース
  • (選択)問4:ネットワーク
  • (選択)問6:プロジェクトマネジメント
  • (選択)問7:ストラテジ
  • (必須)問8:アルゴリズム
  • (選択)問13:表計算

解いてみてどうだったか

数回解いてわかったのが、問8のアルゴリズムは全く歯が立たず、問13の表計算もマクロがよくわからない、といった状況でした。
いくら考えても、試験日までに解決策が打てそうになかったので、思い切って捨てることにしました。
(正確には、試験開始直後に、全て適当にマークする決意をしました。)
つまり、問8の20点分と問13の10点分(おおよそのマクロの配点)の計30点分を捨てて、試験勉強を続けることにしました。
一方、この問8と問13以外は4回分くらい解くと、解法が定まってきて、得点率が7~8割くらいに落ち着いてきました。

ここで一度、合格するための得点率を考えてみました。
持ち点は70点(問8の20点分と問13の10点分を捨てているため)。
ですので、合格点の60点を取るためには、86%の正答率が必要だということがわかりました。

この正答率を満たせるよう、同じ問題集の古い版(2013年秋期受験用)を使い、4回分を解きました。
計8回分の過去問を終えて、表計算に若干の不安要素があるものの、他の問は8~9割ほどの得点率が出せていました。

午前と午後の復習

午前問題用のアプリの正答率が低い問と、午後問題の得点率が低かった問を中心に復習を重ねました。
また、午後は自分なりの解法が出来てきたので、その解法を問題集に再現し、試験当日まで脳内に刷り込むことに注力しました。
特にデータベースと表計算は、解法や考え方が、日常生活からはかけ離れているために忘れやすく、試験1週間前からは毎日交互に最低1問は解くようにしていました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
アルゴリズムを捨てるという決断は、他の問に注力できるという好環境をもたらしました。
アルゴリズム以外の問で合格するための最善策について常に考え、軌道修正したことが合格につながりました。
僕と同じ文系の方でアルゴリズムに苦手意識のある方は、思い切って捨てることも一つの選択だと思います。
基本情報技術者については、たくさんの方がブログに記載していますので、たくさん見て自分なりの合格の糸口を見つけていただければ幸いです。