こんにちは、ユーキです。
いま思うと、奇跡的に受かった(はずの)基本情報技術者試験の午後問題では、「気をつけた事」がたくさんありました。
応用情報技術者試験を受験する時にも活かすため、記事にまとめておきます。
回答した問題は?
- (必須)問1:情報セキュリティ
- (選択)問3:データベース
- (選択)問4:ネットワーク
- (選択)問6:プロジェクトマネジメント
- (選択)問7:ストラテジ
- (必須)問8:アルゴリズム
- (選択)問13:表計算
僕なりの午後問題で気をつけた事
全問共通
【1番重要】間違えた問の理由と今後の対策を考える
僕は午後試験を各問ごとに多くても8回分を解きました。
10回分くらいが目安と言われている中では少ない演習量に思われるかもしれません。
ただ、1問ごとに「なぜ間違えたか」、「次解けるようにはどうすべきか」を分析し、分野ごとにまとめていました。
この記事自体がそうした演習で得た「気づき」の集大成です。
次に活かす演習を心がけていた事が、合格の鍵になった事は言うまでもありません。
・試験時間いっぱいまで確認する
最後の問題まで解いたら、試験時間いっぱいまで確認しましょう。
午後試験は計算問題が多く、計算ミスが頻出します。
この「確認する癖」は過去問題を解く段階から意識しておくと良いです。
・数式や関数は実際の値を当てはめる
数式はネットワークやマネジメントやストラテジ分野で、関数は表計算で出題されます。
問題文に表記されている実際の値を用いて代入し解を求めると、数式や関数の仕組みを理解できることが多いです。
・穴埋め問題は、まず選択肢を見る
選択肢を見ることで、考えるべき事を狭める事ができます。
問1情報セキュリティ・問4ネットワーク
・セキュリティ対策にネットワークの知識もつける
セキュリティとネットワークは関連性が高い分野です。
そのため、午後にネットワークを選択しない方も午前問題の基本レベルは身につけておかないと、午後のセキュリティ対策を効果的に進める事ができません。
おすすめは、ネットワークも選択する事なんですけどね。
・テキストを何度も読む
この分野はテキストの延長線上であり基本的な知識が求められることが多いです。
そのため、試験当日も含め反復して読み込みました。
ちなみに、午後試験で特に問われるテーマは下記の通りです。
- 情報セキュリティ:「ネットワークのセキュリティ対策」、「暗号化技術とディジタル署名」
- ネットワーク:「LANとWAN」、「プロトコルとパケット」、「ネットワークを構成する装置」、「TCP/IP」
問3データベース
・結合される表をイメージする
主キーや複合キーが含まれる表がベースになっています。
・問で結合されている表は、線で繋いで視覚的にわかりやすく
試験問題の表に問の番号を付し、どの表同士が結合しているかをわかるよう線でつなぎます。
・問と対応する説明文における、「かつ」、「ごとに」、「合計」といったキーワードに注意する
それぞれのキーワードは、「かつ」は「AND」に、「ごとに」は「GROUP」に、「合計」は「SUMかCOUNT」といったSQLに直結します。
・頻出ではない分野も把握しておく
毎回の出題はされないテーマの「DDL(Data Definition Language)」やSELECT文につなげる「DISTINCT」も覚えておきます。
データベースは頻出分野が極めて狭く、少し手を広げても覚える事項は少ないです。
問6:プロジェクトマネジメント・問7ストラテジ
・計算結果は表内に書き込む

この分野は、表の中から値を抽出し計算をすることがあります。
計算をする際、表の値をメモに転記するとミスが多く発生しまうことに気づきました。
そこで、表の中や近くで計算を完結させることで、計算ミスを減らせるよう工夫しました。
問8:アルゴリズム(参考になりません)
捨てましたので参考になりません。
・捨てる場合は、選択肢の分散させる
過去問演習により、費やす時間と得点力が割に合わず、費用対効果が悪いと判断し捨てました。
具体的には、全て「ウ」と回答する決意をしました。
しかし、結果的には「ウ」の回答は1つもありませんでした。
運次第ではありますが、選択肢は分散させた方が良さそうです。
問13:表計算
・巻末記載の関数を参照する
主要な関数は覚えておくべきですが、曖昧ならば巻末を見て確認できます。
・問及び関連のセルにそれぞれマークをつける
問のセルには○、問に関連するセルには□を付け、視覚的にわかりやすくしました。
・関数の正誤は界値を代入して判断する
選択肢には似たような関数が多いため、自分が正答だと思ったものが誤答だということが高確率であります。
問題の表にある値を当てはめてみて、正答であることを確認したほうが良いです。
ただ、時間の制約があるため、その中でも関数によって解が異なる境界値を代入して、正誤を判断します。
・冒頭の表の紹介文のみ全て読む
巷のテキストでは「いきなり選択肢から見なさい」という解放が勧められていました。
しかし、さすがに表の概要もつかめないまま選択肢から見てもチンプンカンプンで、時間のロスです。
まずは表の概要がわかる冒頭の紹介文だけは全て読みました。
そうした問を見極めて回答するのも良いでしょう。
・マクロはアルゴリズムの考え方がわからなくても解ける場合がある
マクロは捨てていましたが、試験本番で時間が数多ので解いてみました。
すると、プログラム言語のような問題に見せかけて、中にはただの表計算問題がありました。
まとめ
僕なりの基本情報技術者試験で得た気づきをまとめてみました。
やはり、繰り返しにはなりますが、1問ごとに「なぜ間違えたか」、「次解けるようにはどうすべきか」を分析したのは勝因だったと思います。
他の試験勉強をする際にも、この点は必ず意識していきたいですね。